ポッジョ ステンティ
Poggio Stenti




Poggio Stentiのワイナリーは、イタリア・トスカーナの世界遺産・オルチャ渓谷のアミアータ山の麓にあり、
近くには、高級ワインで有名なブルネロディモンタルチーノのワイナリーがあります。
この場所には、まだ手つかずの自然が残っており、ブドウ栽培に適した特別な気候の中で、自然と向き合いながら、
エレオノーラは、ワインを造り続けています。
彼女にとってワインとは、単なる商品ではなく、土地と時間、そして人の想いを映し出す表現です。
畑では、過度な介入を避け、ブドウ本来の力を引き出すことを何よりも大切にしています。
それは、効率や生産量を追うのではなく、「本当に納得ができるものだけを世に出す」という強い意志の表れです。
収穫はすべて手作業で行い、一本一本のワインに丁寧に向き合う。
その姿勢は、派手さはなくとも、確かな品質と深い味わいとなって表れています。
彼女が目指しているのは、ただおいしいだけのワインではありません。
グラスの中にトスカーナの風、土、光、そして時間の流れを感じてもらうこと。
それがエレオノーラのワイン作りです。

有機栽培への方針転換
2019年に有機栽培へ方針転換したのは、1950年から守ってきた
土地をできる限り自然で、敬意をもって育てたいという思いからでした。
毎日この土地で暮らし、働くエレオノーラにとって、
そのバランス・肥沃さ・動物たちの多様性を守ることはとても重要です。
これはエレオノーラの農業観に合致した選択であり、より本質的で、
土地の物語を語れるワインを造りたいという願いから生まれたものです。
有機栽培は単なる生産方法ではなく、品質・持続可能性・未来への責任を考えた環境保護へのアプローチでもあります。

女性醸造家としての決意
ワイン業界は長い間「男性中心」と見られてきたため、女性にとっては、
今もなお難しさが残る場面があります。
ときには、自分の専門性や信頼性、ビジョンをより強く示す必要があると
感じることもあります。
しかし同時に、今は女性ならではの感性、決意、細部への配慮、人との関係性を
大切にする姿勢が評価される場も増えていると感じています。
私が直面する課題は、この仕事が求める多様な役割にあります。
生産、営業、コミュニケーション、イベント、顧客対応など、多岐にわたる業務を
こなす必要があり、とても魅力的でありながらも大変な仕事です。
自然のリズムや不確実性に左右される業界だからこそ、継続力・エネルギー・
柔軟性が求められます。
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